17年9月20日 16:21

日蓮正宗総本山大石寺第六十八世御法主日如上人猊下《今週の御指南11月第2週》

  15年11月 9日 18:30   閲覧件数 459
《今週の御指南11月第2週》
『大乗と小乗の違い』


大乗と小乗との違いは何かと言えば、大聖人は『乙御前御消息』に、

「小乗教と申す経は世間の小船のごとく、わづかに人の二人三人等は乗すれども百千人は乗せず。設ひ二人三人等は乗すれども、此岸につけて彼岸へは行きがたし。又すこしの物をば入るれども、大なる物をば入れがたし。大乗と申すは大船なり」(御書八九五㌻)

と仰せであります。

 すなわち、小乗教は釈尊が初期の阿含時において、自己の救済のみを求める声聞・縁覚のために説かれた教えであります。

それ故、小乗教は種々の戒律を定め、一切の煩悩を断じ尽くそうとしますが、所詮、自分の利益だけを考え、他人のことは顧(かえり)みず、利己的であるのに対して、大乗経は自己の解脱だけを目的とするのではなく、自利・利他の両面を満たし、すべての人々の平等な救済と成仏を願う菩薩のために説かれた教えであります。

したがって、大乗教は教理の内容も深遠な法理が説かれており、小乗教との差は歴然としているのであります。