17年11月24日 10:45

日蓮正宗総本山大石寺第六十八世御法主日如上人猊下《今週の御指南11月第1週》

  15年11月 9日 18:22   閲覧件数 409
《今週の御指南11月第1週》
『自利利他の精神』


法華経化城喩品を拝しますと、

「願わくは此の功徳を以て 普く一切に及ぼし 我らと衆生と 皆共に仏道を成ぜん」(法華経二六八㌻)

とあります。

 この句は、古来より大乗の菩薩の精神を表したものと言われております。

その大乗の菩薩の精神とは何かと言えば、自利利他の精神であります。

 自利利他とは、自らの悟りの為に修行し、努力することと、他の人の救済のために尽くすことであり、この二つを共に完全に行うことを大乗の精神とするのであります。

つまり、自行化他と同じ意味であります。

 大聖人は『三大秘法抄』に、

「末法に入って今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり」(御書一五九四㌻)

と仰せであります。

また『持妙法華問答抄』には、

「須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(御書三〇〇㌻)

と仰せであります。
 
 我々の信心に約して言えば、自分一人だけの幸せを求める信心は小乗の信心であって、大乗の精神ではありません。