17年4月24日 02:44

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 9月度》

  15年9月11日 14:35   閲覧件数 304
『本尊供養御書』 建治二年十二月 聖寿五五歳

                  
法華経御本尊御供養の御僧膳料の米一駄・蹲鴟一駄送り給び候ひ畢んぬ。

法華経の文字は六万九千三百八十四字、一々の文字は我等が目には黒き文字と見え候へども仏の御眼には一々に皆御仏なり。

譬へば金粟王と申せし国王は沙を金となし、釈摩男と申せし人は石を珠と成し給ふ。

玉泉に入りぬる木は瑠璃と成る。

大海に入りぬる水は皆鹹し。

須弥山に近づく鳥は金色となるなり。

阿伽陀薬は毒を薬となす。

法華経の不思議も又是くの如し。

凡夫を仏に成し給ふ。

蕪は鶉となり山の芋はうなぎとなる。

世間の不思議以て是くの如し。

何に況んや法華経の御力をや。

犀の角を身に帯すれば大海に入るに水身を去る事五尺、栴檀と申す香を身にぬれば大火に入るに焼けることなし。

法華経を持ちまいらせぬれば八寒地獄の水にもぬれず八熱地獄の大火にも焼けず。

法華経の第七に云はく「火も焼くこと能はず水も漂はすこと能はず」等云云。

事多しと申せども年せまり御使ひ急ぎ候へば筆を留め候ひ畢んぬ。

           日 蓮 花押

南条平七郎殿御返事