17年10月18日 11:11

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 節分会拝読》

  15年2月 4日 11:29   閲覧件数 424
『四条金吾殿女房御返事』 文永十二年一月二七日 聖寿五四歳

今三十三の御やくとて、御ふせをくりたびて候へば、釈迦仏・法華経・日天の御まえに申しあげ候ひぬ。

人の身には左右の肩あり。このかたに二つの神をはします。一をば同名神、二をば同生神と申す。

此の二つの神は梵天・帝釈・日月の人をまぼらせんがために、母の腹の内に入りしよりこのかた一生ををわるまで、影のごとく眼のごとくつき随ひて候が、人の悪をつくり善をなしなむどし候をば、つゆちりばかりものこさず、天にうたヘまいらせ候なるぞ。華厳経の文にて候を止観の第八に天台大師よませ給ヘり。


但し信心のよはきものをば、法華経を持つ女人なれどもすつるとみへて候。

れいせば大将軍心ゆわければしたがふものもかいなし。ゆみゆわければつるゆるし、風ゆるなればなみちひさきはじねんのだうりなり。

しかるにさゑもんどのは俗のなかには 日本にかたをならぶベき物もなき法華経の信者なり。これにあひつれさせ給ひぬるは日本第一の女人なり。法華経の御ためには竜女とこそ仏はをぼしめされ候らめ。

女と申す文字をばかゝるとよみ候。藤の松にかゝり、女の男にかゝるも、今は左衛門殿を師とせさせ給ひて、法華経ヘみちびかれさせ給ひ候ヘ。


又三十三のやくは転じて三十三のさいはひとならせ給ふべし。七難即滅七福即生とは是なり。年はわかうなり、福はかさなり候ベし、あなかしこ、あなかしこ。

 正月二十七日  日蓮 花押