17年12月17日 20:58

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 11月度》

  14年11月10日 10:26   閲覧件数 656
『上野殿御返事』  建治四年二月二五日  聖寿五七歳

抑今の時、法華経を信ずる人あり。

或は火のごとく信ずる人もあり。或は水のごとく信ずる人もあり。

聴聞する時はもへたつばかりをもへども、とをざかりぬればすつる心あり。水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり。

此はいかなる時もつねはたいせずとわせ給へば、水のごとく信ぜさせ給へるか。たうとしたうとし。

まことやらむ、いゑの内にわづらひの候なるは、よも鬼神のそゐには候はじ。

十らせち女の、信心のぶんざいを御心みぞ候らむ。

まことの鬼神ならば法華経の行者をなやまして、かうべわれんとをもふ鬼神の候べきか。

又、釈迦仏・法華経の御そら事の候べきかと、ふかくをぼしめし候へ。

恐々謹言。


 二月二十五日 日蓮花押

御返事                           


(御書一二〇六㌻)