17年8月22日 18:18

日蓮正宗総本山大石寺第六十八世御法主日如上人猊下《今週の御指南10月第3週》

  14年10月15日 09:45   閲覧件数 605
《今週の御指南10月第3週》
『まず決意が肝要』


 最近は、火山災害としては戦後最大の犠牲者を出した御嶽山の噴火や、避ける暇もなく襲った広島の地滑りなど、自然界における異変を始め無惨で悲痛な事件や事故が絶えず、騒然とした様相を呈しておりますが、心から犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、私達はかかるときにこそ『立正安国論』の御聖意に照らして、平穏なる真の仏国土実現を目指し、一人ひとりが妙法の広大なる功徳と確信をもって、破邪顕正の折伏を実践していかなければならないと痛感いたします。

何事も、事を為すには、まず決意することが肝要であります。

『総在一念抄』には、

「心の全体が身体と成るなり。相構へて各別には意得べからず。譬へば是水の全体寒じて大小の氷となるが如し。仍って地獄の身と云ひて、洞然猛火の中の盛んなる焔となるも、乃至仏界の体と云ひて、色相荘厳の身となるも、只是一心の所作なり。之に依って悪を起こせば三悪の身を感じ、菩提心を発せば仏菩薩の身を感ずるなり」(御書一一二㌻)

と仰せられています。

 すなわち、我々が地獄の炎に苦しむ身となることも、あるいは、仏身を成ずることも、皆これ「一心の所作」であると仰せられているのであります。

 まさしく、志を高く決意を持って妙法広布に身を捧げ折伏に励むか、ただ惰眠を貪って無駄な日常を漠然と過ごして悔いを万代に残すか。そこにおのずと大きな格差が生じ、幸・不幸、成仏・不成仏の隔たりが歴然と現れてくるのであります。