17年12月16日 00:46

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 10月度》

  14年10月 6日 07:36   閲覧件数 619
『土籠御書』  文永八年一〇月九日  聖寿五〇歳

日蓮は明日佐渡国へまかるなり。

今夜のさむきに付けても、ろうのうちのありさま、思ひやられていたはしくこそ候へ。

あはれ殿は、法華経一部を色心二法共にあそばしたる御身なれば、父母・六親・一切衆生をもたすけ給ふべき御身なり。

法華経を余人のよみ候は、口ばかりことばばかりはよめども心はよまず、心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ。

「天の諸の童子、以て給使を為さん、刀杖も加へず、毒も害すること能はじ」と説かれて候へば、別の事はあるべからず。籠をばし出でさせ給ひ候はゞ、とくとくきたり給へ。見たてまつり、見えたてまつらん。恐々謹言。

  十月九日   日蓮 花押

筑 後 殿