17年8月22日 18:20

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 7月度》

  14年7月13日 16:21   閲覧件数 478
『神国王御書』 弘安元年 聖寿五七歳 

而るに日蓮此の事を疑ひしゆへに、幼少の比より随分に顕密二道并びに諸宗の一切の経を、或は人にならい、或は我と開き見し勘へ見て候へば、故の候ひけるぞ。

我が面を見る事は明鏡によるべし。国土の盛衰を計ることは仏鏡にはすぐべからず。

仁王経・金光明経・最勝王経・守護経・涅槃経・法華経等の諸大乗経を開き見奉り候に、仏法に付きて国も盛へ人の寿も長く、又仏法に付きて国もほろび、人の寿も短かかるべしとみへて候。

譬へば水は能く舟をたすけ、水は能く舟をやぶる。五穀は人をやしな(養)い、人を損ず。

小波小風は大船を損ずる事かたし。大波大風は小舟やぶ(破)れやすし。

王法の曲がるは小波小風のごとし。大国と大人をば失ひがたし。

仏法の失あるは大風大波の小舟をやぶるがごとし。国のやぶるゝ事疑ひなし。                    


(御書一三〇一㌻)