17年12月17日 20:45

日蓮正宗総本山大石寺第六十八世御法主日如上人猊下《今週の御指南2月第4週》

  14年3月 2日 22:04   閲覧件数 687
《今週の御指南2月第4週》
『折伏は最高の仏道修行』

 本年度の戦いはけっして楽なものではなく、厳しいものになりますが、しかし、世間でも、
 「艱難、汝を玉にす」
という言葉がありますように、あらゆる困難を乗りきり、敢然として広布への道を進むところに、信仰者としての成長と計り知れない大きな功徳を享受することができるのであります。
 
 そもそも、折伏は一切衆生救済、仏国土実現の唯一最善の方途であり、それは同時に自らを一生成仏に導く最高の仏道修行でもあります。
 
 故に『持妙法華問答抄』には、
 「『現世安穏後生善処』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引なるべけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(御書 三〇〇㌻)
と仰せられているのであります。
 
 しかるに、昨今の世情は皆様方も重々御承知のように、末法の様相そのままに五濁乱漫として、人心は極度に悪化し、騒然として喧噪を極めるばかりであります。
 
 それではいったい、その混乱と不幸の原因はどこにあるかといえば、既に『立正安国論』にお示しの如く、すべて謗法の害毒にあるのであります。つまり、謗法の害毒によって衆生の煩悩がますます強盛となり、それによって生命それ自体が濁ってくるということであります。この煩悩の最たるものは何かといえば、貪瞋癡の三毒であります。貪とは貪り、瞋とは瞋り、癡とは癡か、ものの道理が解らない、仏法の道理が解らない、この貪瞋癡の三毒が主なものであります。つまり、それによって衆生の命、生命それ自体が濁ってくるのであります。その生命の濁りが衆生世間全体に及び、これらの濁りが時代全体の濁りを生むことになるのであります。
 
 この五濁にまみれた末法の衆生を救い、乱れに乱れた世の中を救済しうる唯一の正法こそ、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人様の仏法であります。