17年12月17日 20:40

日蓮正宗総本山大石寺第六十八世御法主日如上人猊下《今週の御指南2月第2週》

  14年2月10日 10:52   閲覧件数 697
《今週の御指南2月第2週》
『大難を呼び起こす信心を』

大聖人様は、『開目抄』に、
「今、日蓮、強盛に国土の謗法を責むれば、此の大難の来たるは過去の重罪の今生の護法に招き出だせるなるべし。鉄は火に値はざれば黒し、火と合ひぬれば赤し。木をもって急流をかけば、波、山のごとし。睡れる師子に手をつくれば大いに吼ゆ」(御書五七三㌻)
と仰せであります。

我々が正法広布に身を捧げ、邪義邪宗の謗法を退治し、折伏を行じていけば、必ず魔が蠢動(しゅんどう)し、大難が起きることは必定であります。しかし、その大難こそ、我々が過去に積んできた様々な罪障を呼び起こし、消滅する絶好の機会の到来を告げているのであります。

それはあたかも、鉄はそのままであれば黒い、しかしながら火にあえば赤くなるように、また急流に材木を立てれば波が山の如く立つように、あるいは眠れる師子に手をつければ怒って大いに吼えるように、我々が懸命に信心に励み折伏を行じていけば、冥伏していた過去の罪障が様々な形で表れてくるのであります。

しかし『椎地四郎殿御書』に、
「大難来たりなば強盛の信心弥々悦びをなすべし」(同一五五五㌻)
と仰せのように、また『聖人御難事』に、
「我等現に此の大難に値ふとも後生は仏になりなん。設えば灸治のごとし。当時はいたけれども、後の薬なればいたくていたからず」(同一三九七㌻)
と仰せのように、いかに大難が競い起きようが、むしろそれを奇貨として信心でしっかりと受け止めて、ますます強盛な信心に徹していけば、必ず過去世にわたって累々として積んできた様々な悪業の因縁も罪障も消滅し、成仏することができるのであります。