17年12月16日 00:47

宗祖日蓮大聖人《今月の御書 2月度》

  14年2月 5日 12:11   閲覧件数 657
『千日尼御前御返事』 弘安元年閏一〇月一九日 五七歳

 佐渡の国より此の国までは山海を隔(へだ)てゝ千里に及び候に、女人の御身として法華経を志しましますによりて、年々に夫を御使ひとして御訪(とぶら)ひあり。

定めて法華経・釈迦・多宝・十方の諸仏、其の御心をしろしめすらん。

譬へば天月は四万由旬なれども大地の池には須臾(しゅゆ)に影浮かび、雷門の鼓(つづみ)は千万里遠けれども打てば須臾に聞こゆ。御身は佐渡の国にを(御)は(座)せども心は此の国に来たれり。

仏に成る道も此くの如し。

我等は穢土(えど)に候へども心は霊山(りょうぜん)に住むべし。御面(かお)を見てはなにかせん。心こそ大切に候へ。

いつかいつか釈迦仏のをはします霊山会上(りょうぜんえじょう)にまひ(参)りあひ候はん。

南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。恐々謹言。


  後(のちの)十月十九日   日 蓮 花押

 千日尼御前御返事