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12年5月20日 13:45

異流義破折 その③

  10年3月27日 09:45   閲覧件数 869
「謗法厳戒」に背反 摂折二門にも迷う-日蓮宗

■ボーズコレクション?
 かつて、「東京ボーズコレクション」なるイベントが開催された。これは日蓮宗や天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、浄土真宗等の有志僧侶が築地本願寺(東京都中央区)に集い、宗派の枠を越えて世界平和を願うための「法要」だそうだ。
 しかし、このイベントでは、ダンサーやラッパーたちとリズムにのって読経したり法話をするという、全くふざけた「法要」で、有志の一人である日蓮宗の僧侶も「人々をどうしたら幸せにできるか、という各宗派共通の教えを基にそれぞれの特色を生かしていきたい」と、正邪を弁えぬコメントをしている。
 そもそも浄土真宗の築地本願寺で日蓮宗僧侶が「法要」を行うこと自体、日蓮大聖人の立正安国の精神を忘却した姿そのものである。

■「謗法行為」の教えに背反
 大聖人は、「謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし。何に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし」(御書 1040㌻)と仰せられ、弟子旦那に対し謗法を厳しく戒められている。謗法とは正しい教えに背くことであり、他宗教を信仰する人はもちろんのこと、日蓮正宗の正法を信受しない人もすべてこれに当たる。
 『顕謗法抄』等には、小乗に執して大乗に背く者(律宗等)、権教をもって実教を謗る者(浄土宗・禅宗・真言宗等)、迹門に執して本門に不信の者(天台宗等)が謗法に当たる旨が教示されている。現代では念仏や禅等の既成仏教はもとより、近年増加する新興宗教など、大聖人の正系たる日蓮正宗以外の宗教宗派がこれに含まれる。
 これら謗法の諸宗を破折することなく、共に手を取りイベントを開催するとは…。大聖人の破邪顕正の精神に背くことは明白であり、この懈怠謗法こそが、世の人々を不幸に陥れているのである。
■平成の摂受折伏論争
 元来、大聖人の化導は相手の邪義邪説を直ちに破折屈伏せしめる「折伏」にある。相手の考えを受け入れる摂受と異なり、間違った思想に迎合することなく、正しいものは正しいと言い切る教化方法である。
 世間に迎合しつつ布教することは摂受であり、「ボーズコレクション」なるイベントこそ、日蓮宗にはもはや大聖人の折伏精神は微塵も存在しないことを如実に示している。
 この折伏と摂受に迷う悩乱の姿は、近年、日蓮宗内で起こっている「摂受折伏論争」にも現われている。
 この論争は、立正大学名誉教授である日蓮宗の僧侶が、大聖人の化導の本懐は折伏ではなく摂受にあるという邪説を提唱したことにより、日蓮宗内において論議が起こったことを言う。

■摂受二門に迷う
 法華経は、天台大師が「法華折伏破権門理」と説かれたごとく、折伏を体とする経である。
 大聖人の御化導も宗旨建立以来、諸宗を破折され、数々の法難を一身に受けながらも折伏教化を貫かれた御振舞は何人も否定できない。故に御書にも、「邪智謗法のもの多き時は折伏を前とす。常不軽品のごとし」(同 575㌻)とあり、また、「末法今の時(中略)諸経は無得道堕地獄の根源、法華経独り成仏の法なりと声も惜しまず呼ばわり給ひて、諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ」(同 673㌻)と示されて、折伏こそが末法の時に適った修行であることを御指南である。この「破邪顕正」の精神を忘れ、摂受の布教を進んで行うことは、御聖意に背く師弟対の大謗法である。
 もともと日蓮宗は、五老僧の昔から謗法与同の邪義に染まっていたが、特に今の日蓮宗の、他宗と協力し世間に迎合した形で布教する姿、また摂折二門で論争する姿を見るとき、大聖人の正義は微塵も存在しないことが明白である。
 師弟対の日蓮宗には全く功徳がないことを、教えていかなければならない。
              〈大白法 平成22年3月16日号より〉